こんにちは、ハナコです。
皆さんは、どんな恋愛ドラマがお好きですか?
恋愛ドラマと言っても、シンデレラストーリー、ロミオとジュリエットのような身分格差や悲恋、ラブコメディなど、その内容は多岐にわたります。
人が人を愛するときに、好きだという真っすぐでピュアな感情だけではなく、嫌悪、憎しみ、失望、怒りなど負の感情も絡み合い、複雑な気持ちを抱くことも少なくありません。
本日ご紹介する韓国ドラマは、確かに愛を誓い合ったはずの夫婦は、すれ違いから憎しみ合うようになりますが、危機を契機に再び愛が芽吹く恋愛ドラマです。
タイトル:涙の女王
出演者:キム・スヒョン キム・ジウォン パク・ソンフン
話数:16話
1話毎の時間:約1時間30分
放送局:tvN
放送国:韓国
放送機関:2024年3月9日 – 2024年4月28日
サブスク:NETFLIX
田舎出身の弁護士ペク・ヒョヌと大財閥クイーンズグループの令嬢ホン・ヘインは、“世紀のロマンス”を経て周囲の反対を押し切り、結婚します。結婚から3年が経ち、財閥家や妻・ヘインの自己中心的な態度に嫌気が差したヒョヌは離婚を決意します。ところが、ヒョヌが離婚を切り出そうとしたタイミングで、ヘインが余命3か月の難病だと発覚し、事態が急変するのです。完全に夫婦関係が破綻していた2人ですが、へインの余命宣告を契機に、奇跡のように再び愛が芽生え始めて…。
目次
視聴しようと思ったきっかけ
『私の解放日誌』(22)で好きになったキム・ジウォン(ホン・ヘイン役)の出演作品を探していたところ、『涙の女王』に行きつきました。既に放送中でしたが、「面白い」と非常に話題になっていたため、NETFLIXで見始めました。一話目を見終わったところで、すぐに「あ、このドラマは絶対面白くなる!韓国ドラマ王道のド直球ラブストーリーだ!」と感じました。
オススメしたい人
韓国ドラマ王道のラブストーリーが大好きな方、ピュアラブストーリーで素敵な涙を流したい方にオススメです。
おすすめポイント①大恋愛ドラマだと思っていたのに、主人公2人は憎しみ合っているところからのスタート!
脚本家は、『愛の不時着』を手掛けたパク・ジウンさんであることから前評判が高く、視聴率でも2024年4月28日に放映された最終回で、『愛の不時着』(19)を超える視聴率24.9%(ニールセン・コリア全国有料世帯基準)を記録しました。『愛の不時着』が大好きな私としては、「あの『愛の不時着』を超えたのか!?」と大変驚きました。
田舎の農村出身ではあるが、頭脳明晰の弁護士ペク・ヒョヌ(キム・スヒョン)と、“デパート業界の女王”として知られる財閥3世のホン・ヘイン(キム・ジウォン)は、周囲の反対を押し切り大恋愛の末に格差婚。そして、結婚3年目を迎えました。不器用な2人は、自分の気持ちを言葉にしないまますれ違い、夫婦生活は破綻寸前。ヒョヌは、結婚生活や財閥の表と裏の汚れ仕事に疲れ果て、離婚を決意します。しかし、裏切者には容赦ない制裁を加える財閥一族に離婚を切り出すことは、“死”を意味します。覚悟を決めて離婚を切り出そうとした矢先、ある危機に見舞われたことで、2人の恋が再び動き出します。
視聴者からすると、大恋愛の末に結婚したにもかかわらず、何故ここまでお互いの気持ちがすれ違ってしまったのか、幸せだった時はなかったのかという疑問が湧いてきます。ストーリーは、過去と現在を行きつ戻りつつしながら、3年間の夫婦の軌跡を辿っていきます。散りばめられた伏線を回収し、パズルのピースのように一つずつ組み合わさっていくと、2人の愛の深さに涙を禁じ得ません。
おすすめポイント②主演2人の魅力から目が離せない!
主演の一人であるキム・スヒョンは“新・韓流四天王”の一人と呼ばれるほど、彼が出演する作品にはズレがないと言われています。『サイコだけど大丈夫』(20)、『太陽を抱く月』(12)は大ヒットを記録しています。『サイコだけど大丈夫』(20)のキム・スヒョン(ムン・ガンテ)は、自分の人生に絶望しながらも自閉症の兄の面倒を見る心優しい青年を演じています。『サイコだけど大丈夫』のガンテは、いつも諦めと愁いを帯びた表情をしており、見る者の母性を刺激します。一方、『女王の涙』のスヒョンは、物語の序盤では不満と苛立ちの表情をしていますが、中盤以降は愛する女性を守り抜きたいという男らしい顔つきになり、見ている者をドキドキさせます。スヒョンはシリアス演技からコミカルな演技までこなす、演技力の高い俳優さんです。
また、キム・スヒョンと夫婦役を演じたキム・ジウォンも非常に魅力的な俳優です。キム・ジウォンは、『私の解放日誌』(22)の三兄弟末っ子を演じていました。『私の解放日誌』では、ソウル郊外の田舎に住み、他人に馴染めず、何とも言えない生きづらさを抱えている物静かな会社員(ヨム・ミジョン)を演じています。一方、『涙の女王』では、大都市ソウルの財閥3世で、高慢で傲慢、虚勢を張って生きている高級百貨店社長(ホン・ヘイン)を演じています。『私の解放日誌』のミジョンと『涙の女王』のヘインは、出身地も家柄も性格も身なりも対照的な女性です。キム・ジウォンは対局的な2人の役柄を見事に演じ分けており、どちらの作品も見応えがありました。
総評
ストーリー :4点 /5点
キャラクター :5点 /5点
映像 :4点 /5点
音楽 :4点 /5点
心の揺さぶられ度合い:4点 /5点
メッセージ性 :2点 /5点
合計:23点 /30点
※各項目5点、合計30点満点
『愛の不時着』を超えた、新・王道韓流ラブストーリーをぜひ一度ご覧ください。