【映画/感想レビュー】ゴジラー1.0:ドキュメンタリー映画かと見間違うほどの映像美

こんにちは、ハナコです。

皆さんは、CG とVFXの違いをご存知ですか?

5月28日に放映された『マツコの知らない世界~VFXの世界~』に出演した山崎監督が、CGとVFXの違いについて分かりやすく説明されていました。CGはコンピューターで描いた図形や画像のことで、VFXは実写とCGを合成させた視覚効果映像であるとのこと。私は、VFXもCGもどちらも同じようなものだと思っていたため、「そういう違いだったのか~!」と大変驚きました。

本日紹介する『ゴジラー1.0』は、第96回アカデミー賞では邦画・アジア映画史上初の視覚効果賞を受賞し、日本アカデミー賞でも賞を総なめにした日本を代表する映画です。

基本情報

タイトル:ゴジラー1.0

監督:山崎貴

脚本:山崎貴

出演者:神木隆之介 浜辺美波 山田裕貴 青木崇高 吉岡秀隆 安藤サクラ 佐々木蔵之介

上映時間:125分

制作会社:東宝

公開:2023年11月3日

製作費:15億円以下

興行収入:日本で約75.9億円(2024年5月時点)

サブスク:NETFLIX

評価:Filmarks 3.9/5  映画の時間4/5 Movie Walker4.3/5

あらすじ ※公式ホームページより

生きて、抗え。

焦土と化した日本に、突如現れたゴジラ。

残された名もなき人々に、生きて抗う術はあるのか。

ゴジラ七〇周年記念作品となる本作

『ゴジラー1.0』で

監督・脚本・VFXを務めるのは、山崎貴。

絶望の象徴が、いま令和に蘇る。

視聴しようと思ったきっかけ

 視聴しようと思ったきっかけを正直にお話しますと……何と言っても、超話題の作品だったから!!です。
そして、観て良かった!!この一言に尽きます。

オススメしたい人

 ゴジラ作品のファンの方は、きっと何回も(何十回も?)鑑賞していると思いますので、あえてここでは、ゴジラ作品を一度も観たことのない方にオススメしたいです。映画は観るけれど、これまで1度もゴジラ作品を観たことがないという人は、そもそも特撮ものに興味がないという方かもしれません。ゴジラ作品は、ただの特撮もの(怪獣もの)の映画ではありません。圧倒的な絶望(ゴジラ)を前にして、無力な人間がどう立ち向かうのか…というヒューマンドラマでもあります。ぜひ濃厚な人間ドラマを感じて観てもらいたいです。

おすすめポイント①「生きて、抗え。」この二言に全てのメッセージが凝縮されている

 主人公の敷島浩一(神木隆之介)は、特攻隊員であったにもかかわらず死への恐怖から任務を投げ出し、戦争から生還します。敷島は戦わずに逃げ出してしまったこと、生き残ってしまったことへの罪悪感に苛まれます。生きる屍状態の敷島は、焼け野原の東京を単身で強く生きる大石典子(浜辺美波)と闇市で出会います。典子と過ごすうちに、敷島は再び生きようと前を向き始めたところ、ゴジラという圧倒的な絶望が立ち塞がります。 戦後、人々は焦土と化し、“0(無)”になった日本を復興しようと立ち上がります。必死に生きようとする人々を、嘲笑うかのように圧倒的な力で“マイナス”に叩きのめすゴジラ。名もなき無力な人間たちが、小さな力を結集させてゴジラに立ち向かう姿は涙を禁じえません。

おすすめポイント②圧倒的な映像美と迫力!

 『ゴジラー1.0』は、第96回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞しました。『ゴジラー1.0』で使われているVFXは、最新技術のデジタルと古典手法(アナログ)を組み合わせることによって、臨場感があり、かつ温かみのある映像になっています。映画という虚構、ゴジラという空想上の生物であるにも関わらず、高いVFXの技術によって、ゴジラに命が宿り、恐怖や迫力が増しています。どこがCGでどこが実写なのか、その境目を見抜きたくても分からない圧倒的な映像美をお楽しみください。

総評

ストーリー     :4点 /5点
キャラクター    :3点 /5点
映像        :5点 /5点
音楽        :3点 /5点
心の揺さぶられ度合い:5点 /5点
メッセージ性    :4点 /5点

合計:24点 /30点

※各項目5点、合計30点満点

 『ゴジラー1.0』は繊細に、かつ大胆に映像とストーリーを描いている作品ですので、ぜひ一度ご覧ください。